FC2ブログ

木質の偽造ペレット工場

東方の二次創作SSです。いぢめ・グロ注意

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ボツネタ作品 『予定死亡時刻』

メインキャラクター:魔理沙 小町

過去に書いたけれどボツにしたSSです。
フォルダを漁っていたら出てきました。
相当前に書いただけあって、文章が今よりも読みづらいです。

未投稿ではなく、ボツにしたSS

ボツの理由は最後に


魔理沙は気付いたら見知らぬ部屋にいた

外の世界でいうなら、市役所の一階と呼ぶのが最もしっくり来る広さと内装だった
その中を、人々が慌しく動き回っている

「自殺の方は4番の窓口に並んでください!」
「他殺の方は8番に!」
「病死は2番、事故死は5番です!!」
「天寿をまっとうされた方はそのままゲートを通り手続きを行なってくださ~~い!!」

ワイシャツにネクタイ姿の男達が大声で叫んでいた。その者達の腕には『職員』という腕章が掛かっている

魔理沙は目を凝らして職員を見ると、全員の頭には小さな角が生えていた

「・・・・・・」

何をしていいのかわからず魔理沙は部屋の隅に腰掛けて呆けていた。『受付』と書かれた看板の前に出来た長蛇の列をただぼんやりと眺める

そんな彼女に一人、近づいてくる者がいた

「おやまぁ。見知った顔がいると思ったら、霧雨魔理沙じゃないか?」
「え? あ、お前は・・・」
死神、小野塚小町だった
「なあ、ここってもしかして?」
「決まってるじゃないか、あの世さ。ここはその事務所。死んだものが閻魔様の裁きを受ける手続きをするんだ」
「そうか」
もう自分が戻れない場所に来てしまっているのだと理解した
「で。お前さんはどうして列に並ばない?」

小町が列を指差す、列に並んでいる者の目には生気が無かった。動きも緩慢で、まるで上から糸で誰かが操ってるのではと邪推してしまいそうな程だった

「普通ならあんな感じで、無意識に体が動いて入場手続きをするんだけどねえ・・・・・・お前さん、死因はなんだい? 年齢的に寿命じゃないだろ」
「それが・・・・わからない。自分がどうして死んだのかが」
「あれまっ!?」
小町は自分の額を叩いた。それから大袈裟に体を仰け反らせた
「お前さん“ソッチ”の類か? よりにもよって・・・」
「ソッチのたぐい?」
「いいからついて来な。閻魔様には私から後で話しとくから」
「お、おいっ?」




連れてこられたのは薄暗い部屋だった。窓は無く、中央にデスクと椅子、隅にゴミ箱が置いてあるだけだった
「まあ座りな」
言われるがままに座る。デスクの上にはパソコンの本体とマウスとキーボード、プリンター、ディスプレイが2つあった
「お前さんにはしばらくここで仕事をしてもらう」
「仕事? 突然何を言ってるんだ?」
魔理沙の問いを無視して、小町は引き出しを開ける。そこからクリップで留められた書類の束を取り出した
「ほらこれ、目を通しとくれ」
書類には『個体識別コード』『名前』『種族』『時刻コード』『死因』の字が一番上の行に書かれていた

「なんだこれ?」
「すぐ下の行を見なよ。これがその例だ」

――― 個体番号11124549。産廃 太郎。人間。時刻コード35932。死因:頭部への強打【実家の雨漏りの補修中、誤って足を滑らせ屋根から転落】―――

「さっぱり意味がわからない」
「その内容をここにあるパソコンって道具に入力するとその通りになる。産廃太郎さんが屋根から落ちて死んじまうのさ」
「なに?」
魔理沙は怪訝な顔をする
「その入力ってやつをすると、本当に死んじまうのか?」
「ああ、その入力する役目をお前さんにしてもらいたい」
「おいおい、人殺しなんて勘弁だぞ」
「人殺し? 殺すのは人だけじゃない」
小町が書類の『種族』の欄を指差して上から下に向かい指でなぞる
「人間、魔法使い、妖怪、神、エトセトラエトセトラ・・・」

幻想郷に存在する種族がすべて網羅されていた

「これからお前さんにはこのパソコンを使い、幻想郷で生きている生物に“予定された死”を与えてもらう」
帯から一枚の紙切れを取り出して読み上げる
「さて、ここでの暮らしのルールだけど・・・・・・・休憩は自由。一日のノルマは特になし。一匹殺るごとに30獄円が支給。ま、ゆる~~く行こう。ゆる~~くね。時間はたっぷりある」
紙をクシャクシャに丸めてゴミ箱に捨てると、死神はヒラヒラと手を振り部屋を出て行こうとする
「そうそう。コーヒーが飲みたかったらこの部屋を出て左に出ると自販機があるから。一杯60獄円と超リーズナブル」
「お、おい待てよ!」
出て行く死神を慌てて呼び止める
「どうした?」
魔理沙は強い剣幕で小町を睨みつけていた
「生物に“予定された死”を与えるだと? そんな非道いこと出来るわけないだろ」
敵意をむき出しにされても小町はまったく動じず答える
「非道いも何も、これがあの世の仕組み、世界の掟、宇宙のルールさ。こうしないとあの世もこの世も正しく回らない。輪廻が巡らなくなれば、この世界は崩壊する」
そんな説明で納得など出来るわけなかった。駆け寄り、小町の襟を掴む
「どんな大義か知らないが、殺しに加担するなんてまっぴらだ。第一、なんで私が?」
「何故自分が死んだのか、知りたくないのかい?」
「ッ!!」
その言葉に魔理沙は強く反応する
「これと何か関係があるのか?」
「さあ、どうだろうね」
小町は白々しく笑う、そして言葉を続けた
「確かに残酷な仕事だ、だがこの行為が『悪』じゃないことは約束するよ。必要な殺戮・・・・・・・お前等でいうところの『食べるが為に家畜の屠殺する』行為だとでも思ってくれれば良い」
「・・・・・・クソッ」
魔理沙は襟から手を離した
「私は進んでこの仕事をするワケじゃないからな! 私は自分の死の真相が知りたいから、しょうがなく仕事をするんだ! いいな!!」
「ああ、わかった。『霧雨魔理沙は自身の死因を知るためにこの仕事を嫌々する』と、そう四季様には報告しておくよ」
魔理沙が大きく頷くを確認してから、小町はドアに手をかける
「それじゃあ。仕事頑張り・・・」
「待て」
「またかい?」

部屋を出て行こうとする小町を再び魔理沙は呼び止めた

「この道具・・・・パソコンだっけか? 使い方の説明・・・」
「説明? 不要でしょ、お前さんには」
「え?」
「ちなみに、この部屋が居住スペースになるから。欲しい家具なんかはお仕事をしたお金で買いな。それじゃあ」
「待てよ、ちゃんとわかるように言えよ、おい、話はまだ・・・」
聞く耳を持たず。今度こそ死神は部屋を出て行った









静寂が部屋に訪れる

「説明がいらないってどういう意味だよ?」
とりあえずデスクに向う、そうすると手が自然とマウスを握っていた

「・・・・あれ?」

自分の意思とは関係無く、勝手に手がマウスを操作し、デスクトップのログイン画面を開いた

「なんだこれ? どうなってる?」

画面には『パスワードを入力してください』と表示された
「パスワードなんて知るわけ・・・・・また、だ」
両手が一人でに動き、キーボードをタッチする
「どういうことだコレ?」
操作手順が次から次へと頭の中に浮かんできた
「初めて見るのに、どこに何があるかなんて知らないのに・・・・・それでもわかる。使い方が全部」

『パスワードが認証されました』という文字が浮かびページが飛ぶ
現れたのは表計算ソフト
「これもわかる。知ってる。この表の使い方は・・・」
今度は自分の意思でキーボードにタッチした

奇妙な感覚だった。まるで自分がこの仕事を何年もやっているかのような“慣れ”があった

「まず最初は誰だっけ?」
不思議と仕事をしようという気になってしまっていた
小町が置いていった書類に目を向け、文章を復唱する

「個体番号11124549。産廃 太郎。人間。時刻コードは35932.死因:頭部への強打【実家の雨漏りの補修中、誤って足を滑らせる】」
それを無駄の無い動きで打ち込んでいく
「できた」
打ち終わるのに、1分も掛からなかった
書類に書かれている文章と自分の打ち込んだ内容に誤字脱字が無いかを確認してエンターキーに指を乗せた

キーを押すと、デスクの上に備え付けられたもう一つのディスプレイの電源が入った

ディスプレイには屋根を修理している男の姿が映し出されている
男は屋根の腐った板の部分を新しい板に交換し終えたところだった
「あんた、ちょっと休憩しようか。まだ替える場所はあるんだろ?」
妻がお茶と菓子を縁側に用意していた
「おう、今降りるよ」
梯子に足を掛け時、事故は起きた
「うおっ!?」
何の前触れも無く、梯子の足が折れた
大した高さではなかった。しかし、男は頭からまっ逆さまに地面に落下した

その瞬間。ディスプレイの映像が途絶えた

「・・・・・」

罪悪感も、後悔もなかった。視線は書類の次の行に移っていた


















翌日の朝
「やってるかい?」
小町が訪問してきた
「じゃあ。今回の成果を出しな」
死神が手を出してきたので魔理沙はプリントアウトした用紙を渡す。昨日と今日、パソコンに打ち込んだ内容のコピーだった
毎日この時間になったら死神が来ることはわかっていた。業務の報告をしなければならないことも
誰も教えてくれなくても、知識と情報は全部頭の中に入っていた
「310件・・・・ちょっと飛ばしすぎてないかい? 別に0件でも誰も文句言わないよ?」
「いいから今日の上がりを出せ」
「えーと310件×30獄円だから。9300獄円か。ほいどうぞ」
死神は懐から袋を取り出すとそのまま渡した
「早速何か買いたい。買い物リストを出せ」
「へいへい」
今度は帯からラミネートされた紙が出てきた。魔理沙はそれに目を通す
「ベッドが欲しい。一番安いの」
「一番安いベッドだと2400獄円のコイツだね。どこに置きたい?」
「・・・・・」
魔理沙は買い物リストの“ある”項目を凝視していた
「おい、魔理沙」
「え、あ? すまない聞いてなかった」
「だーかーらー。ベッドはどこに置きたい?」
「任せる」
返事をすると再び魔理沙は買い物リストを食い入るように見始めた
「北枕を意識すると・・・ここかね」
突然、ドシンと音を立ててそこにベッドが降ってきた
それでも魔理沙はリストから目を離さない

リストの一番上、最も高価な値段が書かれているその欄に『霧雨魔理沙の記憶 その1』という項目があった










※ボツの理由※

1、ストーリーに欠陥
 死んだ魔理沙があの世で小銭をこつこつ稼いで、自分の記憶を段々と取り戻していくという内容。
 どう見ても殺し方がデスノートの劣化版。
 仕事をこなしていく途中、霊夢やアリスといった友人の名前が出てきて、動揺しながらも死因を入力する
 そして友人を死なせてしまう自分に自己嫌悪するというパターンで進めていく予定だった。
 
 話の結末まで構想はちゃんとあったが、いざ書き始めてみると文章が相当な量になるのが判明。
 「これ1年やっても終わらないだろうな」と判断。
 そもそも序盤のストーリーが分かり辛い。内容に色々と突っ込んでいくと矛盾が大量に出てきそうな気がした。
 あと主役は魔理沙じゃないほうが面白そうだと後から気付いた。

 これは完全なお蔵入りです
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://mokusitsu.blog118.fc2.com/tb.php/79-31df87c1
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。